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農薬も化学肥料も不使用。食べられるバラを使った 「ローズバター」の生産地を訪ねて(後編)

農薬も化学肥料も不使用。食べられるバラを使った 「ローズバター」の生産地を訪ねて(後編)

2019.12.06

室谷真由美

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モデル・ビューティーフード研究家の室谷真由美がオーガニックフードが生まれる現地を訪ねてご紹介します。

和歌山県東牟婁郡古座川町で、農薬も化学肥料も使わない食用のバラを作られている「株式会社あがらと」様にお伺いしました。

前編では、「あがらと」の土井社長にお話を聞き、自然と人が永続的に調和し発展していく未来を体現する、バラ園を見せていただきました。

後編である今回は、完全無農薬の食べられるバラと、新商品「ローズバター」の開発秘話に迫ります。

「ローズバター」のアレンジレシピもご紹介します!

1.同業者が驚く、「あがらと」の完全無農薬のバラ

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「あがらと」の完全無農薬のバラには、いったいどんな特長があるのでしょうか?

 

土井社長:

バラは、土地に合った品種を選定しました。香り・色目も良く、花びらが多い四季咲きの「イブピアッチェ」をメインに、3種を栽培しています。

手塩にかけて育てた私たちのバラは、花びらが分厚く、香りが高く、甘いのが特長です。刺すようなニオイや苦みがなく、そのまま食べても美味しいですし、加工品にするときも花の甘みがしっかり感じられます。食用のバラを育てられている方に私たちのバラを見ていただくと、いつも驚かれるんですよ。完全無農薬で土で育てるからこそ、ここまで立派なバラに育つのだと思います。

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美しく美味しい完全無農薬の「あがらと」さんのバラ。すでにこのバラを使って、ジャムやシロップを商品展開されています。そして今回、待望の新商品ローズバターを開発されました。

2.たくさんの人に食べてほしい「ローズバター」の開発

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なぜ「バター」を選択されたのでしょうか?新商品への想いやこだわり、開発秘話をおうかがいしました。

 

土井社長:

より多くの人に、完全無農薬の食用バラの存在を知ってほしい、身近に感じてほしい。そのため、毎日口に出来て、料理の用途が広いバターを選びました。

多くの人に食べていただけるようにこだわったポイントは大きく3つです。

1つ目は、バラ以外の原材料。ヴィーガンの方でも食べていただけるように、乳製品や卵など動物性の原材料は一切使用していません。

2つ目は、常温保存(開封前)ができること。一般的にヴィーガン仕様のバターは、冷蔵保存用で豆乳を使用していることが多いですが、冷蔵だと配送に手間がかかるので、店頭に置けない店が必然的に増えてしまいます。考えた末に、主原料にはココナッツオイルとアーモンドミルクを選びました。添加物を極力入れないようにするうえで、加熱殺菌の工程で分離が一番少なかったこともポイントです。

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バラの花びらをテン菜糖に漬け込んでいる所を激写!

3つ目は、”「あがらと」のバラ”を最大限に使用すること。自然と共生し永続的に発展する未来に向けた「あがらと」の取り組みやSDGs(持続可能な開発目標)の観点からも、やはり「循環」というテーマは欠かせません。香料や添加物を極力使用せず、バラ自体が持つ香りや味を最大限に活かしました。バターには、花びらをテン菜糖やレモン汁に漬け込んだバラペーストを練り込んでいます。着色料も使用していないので、ほのかなピンク色はバラ由来のものです。

商品開発には1年近くかかりました。社員はもちろん、信頼できる開発パートナーである株式会社M’s vision赤荻さん圓井さん、そしてパティシエの秋山さんと協力して、妥協することなく何度も試作を重ねて出来上がりました。

「ローズバター」を通じて、オーガニックのこと、完全無農薬の食べられるバラがあるということ、ひいては「あがらと」の想いや活動を、多くの人に知っていただければと思っています。オーガニックを知らない人が、身体に向き合うきっかけになれば嬉しいですね。

 

「あがらと」の想い、そして多くの人が安心して毎日食べられるようにと、オーガニックのこだわりを凝縮したローズバター。美味しいだけでなく、食べると、地球に体に、そして心にやさしさが広がるような、本当に素晴らしい商品です!

3.ローズバターのおすすめレシピ

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ローズバターの使い方は自由自在。トーストや焼き芋にのせたり、クッキーやケーキの生地の中に混ぜたり、アイスクリームにトッピングしたり。冷やし固めてそのまま食べてもおいしいんです!上品な淡い色合いもさることながら、バラの香りがふわっと広がって思わずうっとり。

ここでは2つのおすすめレシピをご紹介したいと思います。

3-1.焼きリンゴのローズバターのせ

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≪材料≫

・りんご…1

・てんさい糖大さじ1

・レモン汁大さじ1/2

・ローズバター…15g

・アーモンドお好みで(粗く砕く)

 

①りんごは8等分のくし切りにてんさい糖をまぶす。

②スキレットに①のりんご、レモン汁をかけ中火にかける。

③りんごがしんなりしてきたら、ローズバターをのせ、アーモンドを散らして完成。

3-2.ローズバター入りマフィン

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≪材料≫

・米粉…100g

・アーモンドプードル…20g

・てんさい糖…30g

・ベーキングパウダー…4g

・重曹…1g

・豆乳…120g

・米油…30g

・ローズバター…20g

 

①ボウルに豆乳、てんさい糖を入れてよく混ぜる。

②さらに、米油、ローズバターを入れ乳化させる。

③米粉を加えてよく混ぜ、アーモンドプードル、ベーキングパウダー、重曹を入れたらすばやく混ぜて、カップに流し込む。

④170度に予熱しておいたオーブンで20分焼いて完成。(オーブンの焼き加減を見て調整してください)

 

前編・後編にわたって、「あがらと」さんの完全無農薬のバラをご紹介させていただきました。「あがらと」さん、ありがとうございました。

同じオーガニックに携わるものとして、教わることが本当にたくさんありました。これからの「あがらと」さんの活動にはますます注目です。

そして「あがらと」さんの想いがカタチになったローズバター。毎日オーガニックを取り入れられる気軽さがありながら、私たちの生活に豊かな彩りを与えてくれる商品です。ぜひ手に取ってみてくださいね。

生産者紹介

「あがらと」の完全無農薬のバラを使った商品を知りたい方は下記ブランドサイトへ

★購入もできます!

【Dew Rose】

https://dew-rose.com/

 

「あがらと」の取り組みをもっと知りたい方は下記公式サイトへ

【株式会社あがらと】

https://agarato.jp/

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